留学とは

留学とは、一定の期間、自国以外の国に行って教育を受けたり研究したりして、学術や技芸などを学ぶことを言います。

 

近年では高校生のうちから留学経験をしている方も少なくありません。

 

わが国においては、6世紀末頃から、
中国の進んだ知識や技術を習得するために積極的に留学生を派遣することが行われるようになりました。
このことから、わが国における留学のはじまりは6世紀末頃と言うことができるでしょう。

 

残されている記録によれば、わが国最初の留学生は「善信尼ら5人の尼」で、
588年から2年間に亘って百済へ派遣されています。
善信尼(ゼンシンニ)は、飛鳥時代に11歳で出家した日本最初の尼僧の一人です。
百済に留学したのは15歳のときのことで、
帰国後は多くの女性を尼として出家させて仏法の興隆に貢献したと伝えられています。

 

当時は造船・操船技術の全く未発達な時代ですから、
留学先が隣国の中国であっても困難の連続であったようです。
奈良時代以降の遣唐使や遣隋使の時代になっても、
目的地にたどり着くことができなかった者や留学後に帰国できなかった者も多かったといわれていますから、
留学はまさに命がけの行動だったといえます。

 

しかし、近年の留学は、まったく様変わりしました。
グローバル化の進行で、大学生や社会人の留学は珍しいものではなくなっていましたが、
吸収力・柔軟性に富んだ年頃から世界に通用する語学力や国際感覚を身に付けるために、
中学や高校留学をさせる家庭が年々増えています。
年齢の若いときに異なる文化を持つ人々との交流を通じて世界を知ることでわが国の社会や文化を再認識し、
幅広い視野や自立心を育むことでいわば「国際人」に向かっての絶好の機会となるでしょう。

 

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